自己PRで大きく変わることもある採用のチャンス
就職活動をする時のポイントは大きく分けて二つあり、履歴書を含む書類での自己PRと、面接での対応です。
どちらも採用担当者は非常に良く人材をチェックしていますので、この二つの対策をしっかりとすることで、採用の確率を上げることができます。
書類での自己PRは、面接の時に伝えればいいや、と思ってなおざりにする人もいますが、かなり重要な過程ですので、しっかりと考えて書くようにしましょう。
学歴などの基本的な情報を伝えると共に、持っているスキルや実務経験、実績などを伝えることで、有用な人材であることをアピールできるからです。
書類での自己PRの内容によって面接でなされる質問が変わってくることもありますので、全体の流れを作るものでもあります。
自己PRの良い例と悪い例
履歴書などで自己PRをする時には、まず正確に正直に書くということが前提となります。
おぼろげな記憶で職歴などを書いてしまうと面接の時に突っ込まれてしまって減点となることもありますし、自分のスキルを誇張しようと虚偽の内容を書いてしまうと、採用担当者もプロですから結構見破れるものです。
その上で、今までの職歴などを具体的に挙げると共に、企業が求めているスキルや人物像に合うものを中心に自己PRしていくことが重要です。
いろいろなスキルを持っているとしても、企業にとって必要なスキルでないとマッチしませんので、まずは企業が何を求めているかを知った上で、それを強調するのがベストです。
また、実績や実務経験などを記載する際には、大まかな内容ではなく具体的に数字を挙げて説明することで信ぴょう性が出てきますし、その実績の高さも理解できるようになります。
一方で、とにかく持っている資格やスキル、職歴などを箇条書きのように書くだけの自己PRは良くありません。
その内容が立派だとしても、採用担当者の心に訴えるものとはならないからです。
また、大まかな概要だけを伝えて、具体的なPRポイントがない、実績などがイマイチ分からないという文章も悪い例で、評価のしようがない自己PRとなってしまいます。
具体的な書き方
具体的にどのように書けば良いかと言うと、実務経験を記すのであれば「○○商事で、○○部門において〇年間業務をしました。」というように数字と所属名などをきちんと書きます。
また、実績についても、「月に○○件程度の成約を半年間続け、部署内では常にトップ3に入っていました。」というように、その内容が確実に誰でも分かるような書き方をすることが大事です。
このような具体的なPRはとてもシンプルではあるものの、優秀な人材であることをアピールするのに役立ちます。