海外の大学院について

受験方法はどうなっているのか?

大学院に進学するにあたり日本だけでなく世界を視野に入れて受験を考える人も多いでしょう。
日本も優れた研究所はたくさんあり、施設の環境日常生活のしやすさなどメリットはたくさんあります。

しかし大学院への進学希望者は研究したい内容を明確に持っている人が多いです。
日本よりも外国の方が専門分野によっては研究が進んでいる国がたくさんあります。

専門的に学ぶのであれば、より研究が進んだ環境で学ぶ方が多くのメリットを得ることができます。
そのために海外の大学院を希望する人もいいです。

海外の大学院に入学するときには、日本と受験方法が異なります。
日本では筆記試験などが行われますが、海外では筆記試験が行われないことが多いです。そのためすべて書類選考で進学できるかが決まります。

主な書類選考の項目としては大学の評定平均と英語力を証明する書類が必要です。
英語力に関してはTOEFLが一般的ですが、各国によって英語のスキルを判断するテストが異なります。

TOEFLが主に北米で広く受け入れられていますが、イギリスやオセアニアではIELTSという英語力診断テストが使用されることが多いです。
語学テスト以外には、推薦状や志望動機などの自己アピールできる書類の提出が必要になります。

MBAの取得以外にも

海外で人気がある大学院としてMBAを取得するということが目的の人も多いです。
MBAとは経営学修士号のことを指します。
会社経営に関する必要な知識やスキルを学ぶことになります。

アメリカでは一年目に、会計学、人間管理学、広告学、マーケティングなど基礎的なことを知識として身につけていきます。
そして二年目になると国際ビジネスなど専門的な分野のビジネス学について学ぶことになります。

MBAの取得のための授業の内容は、それぞれの国で異なります。
イギリスやオーストラリアの場合は2年ではなく1年で取得する大学院もあるため、一年目から専門的な経済学の専攻を選択する必要があります。
MBA以外でもコンピューターサイエンスや心理学、スポーツ経営学、国際関係学などの専攻を選ぶ人も増えてきています、

各国の大学院の特徴

海外には600以上の専攻があり、それぞれの国によって特徴が異なります。
アメリカの大学院では2年間通うことが一般的で一年目に基礎的な勉強をし、二年目には専門的な分野の専攻を行うのがほとんどです。
そのためアメリカの大学院に進む人は2年間必要になります。

イギリスの大学院の場合は入学から専門的な分野の研究を選択するところがほとんどです。
1年で専門的な分野の研究を行い卒業するため、短期間で学位を取得したい人が選択することが多いです。

またカナダの場合は基本的に教育水準が高いのが特徴です。
大学院の数は少ないですが、ほとんどが公立なため経済的な負担などを考えてもメリットが多い国です。
それぞれの国によって特徴が異なるため、人生プランに合った大学院を選択しましょう。