商社とはなにか?どういう仕事を行っているのか
商社マンと聞いてもどんな仕事をしているのかわからないという人も多いかと思います。
商社というのは、色々な種類のものについて世界中で取引を行う会社で、商品は食料もありますし、自動車、大物だと通信衛星なんていうものもあります。
こうしたものを幅広く総合的に扱う商社を総合商社として、日本国内では大手7社があり知名度が高い企業です。
60以上ある専門商社では、特定の商品について取引等の事業展開を行っています。
ものを作っている業者にとっては、在庫をおくことなく質の高い原材料をえることが最も重要な要素となるため、そのノウハウや専門知識をしっかり持っている商社が、メーカーなどに変わって適切な商品を取引しているわけです。
売りたい企業、買いたい企業の橋渡しをするのが商社であり、私達がお買い物をするその商品すべてに、商社が関わっているといっても過言ではありません。
商社マンはどんな仕事をしているのか?
商社で働く人の中にも事務職、経理など様々な職種がありますが、商社マンというのは、総合職の中でも営業職の方をさすことが多いです。
担当する取引商品は様々ですが、国内で取引を行うこともありますが、世界を相手に取引を行うというのが、商社マンでありこの仕事の醍醐味といえるでしょう。
世界に多数ある生産者の情報を得て、有利な取引ができるように商社マンが取引の交渉を行います。
相手はできる限り高く売りたい、でも商社マンとしては質の高い商品を出来る限り安く買いたい、その取引交渉は簡単にいきません。
現地に出向き直接外国人の生産者の方々とお話しし交渉を行うということもあるので、グローバルな知識を持っていることが求められます。
国内の取引を行う商社マンも多数います。
海外相手の取引ではないので言葉の壁などもなく世界を相手にする商社マンとは比較すると取引しやすいといえますが、時に数億円、数百億円ものお金を動かした取引となる事もあるので、神経を使いますし度胸も必要です。
商社マンの仕事はこの先、さらに拡大していくといわれている
輸出入の取引、これをトレードといいますが、こうしたトレードのほかにも商社マンの仕事は広がりつつあります。
総合商社の場合、新エネルギー開発の権益を得るため投資するという仕事、さらに開発、製造、販売という一貫した取り組みを行うこともあります。
ものの取引となりますが、取引の交渉を行うのは対「人」となるので、コミュニケーション能力も必要ですし、ものに対して幅広く深い知識が必要ともなり、常に勉強が必要な職種ともいえます。
国を超えて世界にビジネスチャンスを求める先見の明も必要となってきますので、情報社会の中にあって本当に質の高い情報を得る情報力も必須の仕事です。