財務を目指すのなら簿記は必須といわれる
簿記というのは経理、会計、財務という仕事の基礎となります。
就職を考えている方、また全く別の業務から財務系の仕事に就きたいと思っている方は、簿記を持っていないことには話が始まりません。
通常、財務という職種に就く場合、経理未経験という立場であるなら簿記2級の取得を目指すことでその道への近道になるといわれています。
就職、転職の際、こうした簿記のスキルは、経理、会計、財務の職業に就きたいという人の必須資格ですが、現場で活かせる能力を持っているかどうかということがポイントです。
簿記の知識は財務のベースとなる
財務の仕事を行うためには、簿記の知識がベースとなります。
つまりこの基本的な会計、経理の知識となる簿記の知識を持っていることが、財務の仕事を行う基本となるのです。
簿記の知識があればいいということでもなく、簿記の中でも2級レベルの知識を持っていることではじめて財務としての仕事ができるようになると考えられていて、仕事に活かす、即戦力としてみてもらうために2級が必要なのです。
例えば転職という立場にある方で元々経理、会計の仕事を長く経験してきて、転職によって財務への仕事へということなら、実績、経験共にあるとして見てくれるかもしれません。
しかし未経験だったり、学生の就職ということになると、経理、会計としての体験を積んでいないのですから、資格でその能力を判断するしかないのです。
簿記は旧が上がるとどんどん専門的な知識が必要になり、級を取得していくことでより高度な知識を自分のものにできるようになります。
企業はその仕事の中で、財務という重要な仕事を果たしてもらうために質の高い、会計、経理について深い知識を持っている方に財務担当となってほしいと考えています。
そのため、ベースとなる簿記の資格は旧が高いほどその人のレベルも高いと考えられるのです。
財務の仕事はこれから動くことに対するお金の知識を持つことが必要
経理の場合、企業内で動いたお金について管理を行うものですが、財務というのはこれから動かすお金を管理するという仕事になります。
つまり企業において財務というのは経営に係わる業務を担当することになるのです。
そこに簿記などの会計、経理の基礎知識が必要な事は必然で、これを知らずに企業がこれから動かす大きな費用を考えることなどできません。
企業内の金銭資産を管理するという立場にもありますので、簿記を持っていること、特に上の級を持っている方は未経験であっても優遇されることが多いです。
今学生の皆さんは学校にいる間、簿記の資格検定を受ける機会がたくさんありますので、経理、会計、財務といった仕事を目指す方は簿記資格の取得を考えるべきです。