大学院生の1日ってどんな感じなの?

大学生と大学院生の違い

大学を卒業すると一部の人は大学院に進学する学生もいます。
大学院は大学の延長と思っている人が多いです。
しかし大学生と大学院生では学業に取り組む姿勢が大きく異なります。
その違いを理解したうえで、進学するのかどうか判断しましょう。

大学生の一日は主に学校が設定している授業の中から必須科目や自由科目を決めて授業を受けることが一日の予定です。
そのため学校が与えられた課題をこなすことがほとんどで、一定の期間でテストが設けられクリアすることが必要になります。

これに対して大学院生になると大学での授業は多くても半日程度になっています。
残りの時間は自分の専攻に対して研究を行う場合が多いです。
研究を重視している大学院では、一日中研究に時間を費やす場合もあります。

研究内容は自分の興味があるものに対してテーマを定めて行っていきます。
スケジュールの立て方なども自分で行う必要があり、行き詰った時などはクラスメイトや教授など助言をもらいながら自分で進めていきます。

研究中心の一日

大学院生の中でも文系や理系、工学部など専門分野によって、一日の過ごし方が全く異なります。
特に理系や工学部の場合は、研究中心の毎日を過ごすことが多いです。
朝から9時ぐらいから研究室に入り、お昼まで自分の研究内容に基づいて実験を行います。
授業のように講義内容やレポートの提出など先生から教えてもらい回答するものとは違い、自分でテーマを決めて実験結果をもとにまた新たな課題や実験の内容を立てて研究を進めていきます。

研究は授業とは異なり答えがあるものではありません。
そのためテーマによっては答えがなかなか明確にならず、迷宮入りしてしまう人もいます。
そう言ったときにはおなじ専攻をしている研究者同士で相談に乗ってもらうことや教授のアドバイスをもらうこともあります。

大学院では施設が整っているだけでなく各専門の分野で優れている教授近くで学ぶことができます。
教授の研究に対する取り組み方、技術など参考にできる物はたくさんあります。

自分でスケジュールを組む

大学院生の場合は、研究の時間がとても多くなります。
研究は自分でテーマを決め実験方法なども自分で決めて活動しなくてはいけません。
大学の研究施設は研究や実験などを行いやすく充実しています。
そのため研究に没頭することもできます。

大学生と大きく異なる点は、自分ですべてのスケジュールを決めなくてはいけないということです。
ゼミや学会の発表などはあらかじめ決められていますが、それに向けて自分の研究内容を発表していかなければいけません。

そして研究の内容に関しては自分や研究内のものだけでなく、国内や世界などに公表されていくものになります。
そのため研究ノートを作り、いつどのような形で実験を行い、結果どうだったのかをしっかりまとめていくことが必要になります。
自分の研究結果に責任を持ち、前の週のうちに翌週の一週間のスケジュールを立てておくと一週間迷わず計画通り進めていくことができます。